和室で夏を気持ちよく過ごすための畳メンテナンス
こんにちは☀京都市・伏見区でリフォーム、リノベーションをお考えの方はハウスウィンドウへお気軽にご連絡ください☎
日本の夏。クーラーの冷風よりも、どこか心を落ち着けてくれるのが、畳の上で感じる自然な涼しさではないでしょうか。い草の香りがほんのり漂う和室で、扇風機の風に吹かれながらうたた寝。そんな何気ない時間も、畳がきちんとお手入れされてこそ、心地よさが引き立つものです。でも「畳ってどうやって掃除したらいいの?」「水拭きしていいの?」と迷う方も多いかもしれません。今回は、日々のお手入れから、季節ごとのメンテナンスまで、畳を長持ちさせる方法をご紹介します。
目次
畳のお手入れ方法
日常のお手入れは「やさしく、こまめに。」
畳はデリケートな素材です。強くこすったり、水分を多く含ませたりすると傷みやすくなってしまいます。日々のお手入れは、掃除機でほこりを吸い取ることから始めましょう。ポイントは、畳の目に沿って掃除機をゆっくり動かすこと。目に逆らってかけると、表面がけば立ったり、い草が抜けやすくなります。フローリング用のヘッドを使うと、よりやさしく掃除できます。
月に一度は、乾拭きでリフレッシュ
湿気が多い日本の夏、畳は知らず知らずのうちに水分を吸っています。カビの発生を防ぐためにも、月に一度は乾いた雑巾や布で全体を拭いてあげましょう。このときも、畳の目に沿ってやさしく。乾拭きだけでは心もとないと思った場合は、よく絞った雑巾で軽く水拭きしても大丈夫ですが、「よく絞る」ことが何より大切です。濡れたまま放置すると、カビの原因になります。
カビやダニ対策には「風」と「陽ざし」
和室の空気が重い、じめじめする――そんなときは要注意。畳の下ではカビやダニがひそかに活動を始めているかもしれません。対策としては、定期的な換気と風通しの良い空間づくりが鍵です。晴れた日には、窓を開けて、扇風機で空気を循環させましょう。湿度が高い日は、除湿機を使うのもおすすめです。また、畳を半分だけめくり上げて陰干しするのも有効です。昔ながらの「畳干し」ですね。太陽の光が入ると、い草本来の香りも戻ってきます。
汚れがついたら? 応急処置の知恵
うっかりお茶をこぼしてしまった! そんなときは、あわてず、まず乾いた布でしっかり吸い取ることが先決です。そのあと、固く絞った布で拭き取ります。どうしても取れない汚れは、中性洗剤を水で薄めたものを少しだけ使って拭いてみましょう。
畳は、薬品やアルカリ性の洗剤に弱いので、強い洗剤はNGです。香り付きのウェットシートなども、成分によっては変色や傷みの原因になるので注意が必要です。
畳替えのタイミングを知る
どんなに丁寧にお手入れしても、畳にも寿命があります。日焼けやすり減りが目立ってきたら、「表替え」や「裏返し」を検討するサインです。一般的には、5年を目安に見直してみるとよいでしょう。表替えで、新しいい草の香りをまた楽しむのも、季節の楽しみのひとつになります。
最後は畳に「ありがとう」を
畳は季節の変化を静かに受けとめ、私たちに穏やかな居場所を与えてくれます。日々の掃除や風通しといった、ちょっとした気づかいが、その心地よさを保つ秘訣です。畳の上に座ってお茶を飲むとき、少しだけその感触や香りに意識を向けてみてください。心まで整うような、そんな感覚に包まれると思います。
******************************************
お客様の「家」への想いをカタチに京都でリフォーム、リノベーションならハウスウィンドウにお任せください。